苦しみの終わる場所 #2
- 5月13日
- 読了時間: 4分
更新日:6月18日

心理学や家族システム理論から、関係性の苦しみを見つめていくと、
そこには「個人の問題」だけではなく、
家系全体に流れる関係性のパターンが見えてきます。
なぜ親の顔色を見てしまうのか。
なぜ怒りが怖いのか。
なぜ「愛されるために頑張る」がやめられないのか。
愛着形成、トラウマ反応、共依存、役割固定、世代間連鎖...
それらは確かに存在しています。
そして、自分や誰かの反応の理由を理解できることは、とても大切なことだと思います。
けれど、ある地点までいくと別の問いに辿り着くのです。
「なぜ私は、この家族に生まれたのだろう?」
「原因はわかった。けれど、苦しみは終わらない」
ここから先は、
心理学だけでは届かないのです。
*
TimeWaverでは、
人を「心理」だけではなく、もっと多層的な存在として見ていきます。
その背景にあるのがTimeWaver創始者のMarcus Schmiekeが提唱した
「12の生命の場(12Fields of Life)」という考え方です。
これは、人や生命を
・物質
・エネルギー
・感情
・思考、精神
・情報
・関係性
・魂
・集団意識、家系
・文化、集合無意識
・宇宙、進化
・霊的、超越
・純粋意識、源
など、12の階層的な”情報場”として見る視点です。
たとえば心理学では、
「なぜその反応が起きるのか」を、
幼少期の体験や愛着形成、トラウマ反応、家族システムなどから理解していきますが、
TimeWaverでは、さらにその奥。
・なぜ似たテーマが家系で繰り返されるのか
・なぜ”同じようなパターン”へ戻ってしまうのか
・なぜ頭では理解していても反応が終わらないのか
といった、
個人を超えた情報場的パターンまで含めて調整していきます。
*
インド哲学やヨガ哲学には、「サンスカラ」という考え方があります。
サンスカラとは、経験によって意識の深層に残った”潜在印象”であり、
過去の反応や記憶の種子が、
今生における選択の傾向や無意識の反応回路として残っている、という考え方です。
「もう繰り返したくない」と思っていても、
同じ反応
同じ痛み
同じ関係性に戻ってしまう...
こういったことは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。
私自身も12の生命の場を整えて行く中で、
単なる気持ちの問題だけでは説明できなかった
家族との摩擦や、心理的・身体的な負担が、少しずつ軽くなっていく体験をしています。
そういった経験からも、家族カルマとは、魂レベルで未完了の反応や痛みと向き合うための
非常に深い配置として現れているところがあるのかもしれない、と感じています。
TimeWaverは、
そのような多層的な生命の場を整え、サンスカラの傾向負担を軽くできる可能性があります。
ただ、ここで大切なのは、
TimeWaverも、心理学も、スピリチュアルも、
「それさえあれば全て解決する」という魔法のように扱わないことです。
どんなアプローチも、現実を整えたり、心を軽くする助けにはなります。
けれど、最終的に苦しみを終わらせるのは、
「現実的対応はするけれど、最終的には預ける」
「一人で問題を握り締め続けなくていい」
というA Course in Miracles(ACIM)で語られている地点へ、戻っていくことなのだと思います。
そうでなければ人はまた、
”特別な何か”に依存する道に入ってしまい、苦しみは終わりません。
*
ACIMの難しさは、この現実(リアルな幻想)において、
どのようにコースの考えを適用すればいいのか、一定の理解が必要なこと、
そして究極的だからかもしれません。
心理学的にみて「だから親を許しましょう」でもない、
スピリチュアル的にみて「全て幻想」「魂が選んだのだから仕方ない」でもない。
「波動を上げればいい、だから全てを受け入れましょう」という話でもない。
この世界は幻想ですが、リアルな幻想です。
痛みを無かったことにするのでもなく、でも同時に、苦しみを握り続けることもしない。
自己否定と他者否定、被害者性と加害者性のループを超えて、
静かに、慈愛の目を養っていくこと。
これが苦しみのループの終わりの始まり。
そして、その視点は、私たちが力づくで得るものではなく、
聖霊がそっともたらしてくれるものだと思うのです。
“奇跡に難易度はありません”
“一つの奇跡が他の奇跡に比べてより難しいとか、より偉大であるということはありません”“奇跡はすべて同じです”( T-1.Ⅰ.1 )